ドメーヌ・デ・ペルドリ Domaine des Perdrix
France/フランス
Bourgogne/ブルゴーニュ
Côte de Nuits/コート・ドゥ・ニュイ
Premeaux/プルモー
ドメーヌ・デ・ペルドリは、1996 年にベルナール・ミュニュレからドゥヴィラール家が経営を引き継いで設立。醸造家には、ジャック・プリウールを人気ドメーヌに引き上げ、フランスのワイン誌「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ドゥ・フランス」にて女性初の最優秀醸造家に輝くなど高い名声を誇る醸造家、Nadine Gublin(ナディーヌ・ギュブラン)氏を採用し、多くのワイン専門誌、評論家から絶賛され、瞬く間に有名ドメーヌの仲間入りを果たしています。現在はRobert Vernizeau(ロベール・ヴェルニゾー)氏が醸造を担当していますが、彼もまたフランスの農業大臣から農事功労章を送られるなど高い評価を得ている醸造家です。
ドメーヌ・ド・ペルドリの品質の高さを伝えるのに必ずと言っていいほど持ち出されるのが、辛口で知られるワイン評価誌「ル・クラスマン」による2001年のエシェゾーに対する評価。「最も完璧なエシェゾー」、「素晴らしい構造で余韻も長い」、「DRCのエシェゾーに匹敵する」との言葉まで…。
全てがコート・ドゥ・ニュイに位置し、約50%がプルミエ・クリュとグラン・クリュに格付けされている7アペラシオン、18区画、計12haに及ぶ所有畑のポテンシャルは飛び抜けたものであり、ほぼ単独所有のニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ペルドリやグラン・クリュ・エシェゾーの中でも最高の位置の区画が含まれています。
所有畑全体のブドウの平均樹齢は35年。栽培はリュット・レゾネを実践し、最大13,000本/haと非常に高い密植率の畑で細やかな収量制限や手作業での収穫など丁寧な畑仕事を行なっています。さらに2度の厳しい選果を行い、完璧な果実のみが醸造に回されています。そのテロワールの特権的な上質さと精密で厳格なワイン造りによって、ブルゴーニュを代表する偉大な生産者のひとつとしての地位をゆるぎないものにしています。
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プルモー・プリセの高地、標高300~400m、東向きの0.45ha(石灰岩が多い粘土石灰質土壌)の畑のブドウを使用。2009年と2017年に植樹。全房圧搾(空気圧プレス)。アルコール発酵とマロラクティック発酵はオーク樽で。100%ステンレスタンクにて14ヶ月間熟成。僅かに緑色を帯びた輝きのある黄金色。ハーブ、火打石を伴うリラの花の魅力的な香り。ゴージャスかつ上品。口いっぱいに広がる瑞々しい果実味。透明感ある酸味が、上品なフィニッシュを演出。仔牛肉のロックフォールソース添え、ブルーチーズ、フレッシュチーズ、フルーツサラダやレモンパイとの相性が抜群。
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レ・テール・ブランシュはニュイ・サン・ジョルジュ南部、オー・ぺルドリの上部。なだらかな斜面の南東向き0.33ha(粘土が多い粘土石灰質土壌)のブドウ畑より。1954年と1997 年に植樹の2つの区画。全房圧搾(空気圧プレス)。アルコール発酵とマロラクティック発酵はオーク樽で。熟成は伝統的な228リットルのオーク樽(約50%新樽)で18ヶ月間。主にアリエ、ヴォージュの軽くトーストしたフレンチオークのみを使用。瓶詰め前に軽くフィルターをかける。緑色を帯びた輝きのある黄金色。爽やかなミネラルの風味。レモンやグレープフルーツのアロマに、ハーブやオーク樽由来のスパイスのニュアンスが混じる。口に含むと、しなやかでエレガントな印象。多層的なストラクチャー。優れたバランスと奥深い風味が魅力。
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プルモー・プリセの1956年から1965年にかけて植樹されたいくつかの区画、トータル2.97ha(粘土が多い粘土石灰質土壌)のブドウ畑より。 ブドウはプルミエ・クリュのブドウと全く同じケアを受けており、品質の高さが保証できる。ブドウは手摘みされ厳しく選別。大半は除梗(最低70%)し4~6日間の低温浸漬。マセラシオンは15日間続く。野生酵母を使い発酵。熟成は100%オーク樽で13ヶ月間。その後2ヶ月間ステンレスタンクで熟成。明るく光沢のある赤色。香りは最初コート・ド・ニュイ南部の典型的な土っぽさが感じられ、その後ラズベリー、ブラックベリーなどの新鮮なフルーツの香りに引き継がれる。きめ細かくシルキーなタンニンがワインに極上の味わいを与えている。洗練された素晴らしいエレガンス。ミント系の爽やかなフィニッシュ。グリルした赤身肉、鴨胸肉、または熟成肉との相性抜群。
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ニュイ・サン・ジョルジュの北端に位置し、ヴォーヌ・ロマネ1級レ・ショームに隣接するオー・バ・ドゥ・コンブとオー・バリエールの平均樹齢60年の2つの区画、トータル1.16ha(石灰岩の多い粘土石灰質土壌)のブドウを使用。ブドウは手摘みされ厳しく選別。大半は除梗(最低70%)し4~6日間の低温浸漬。マセラシオンは15日間続く。野生酵母を使い発酵。熟成はオーク樽(約35%新樽)で13ヶ月間。アリエー、ヴォージュのフレンチオークのみを使用。瓶詰め前にステンレスタンクで3ヶ月間熟成。鮮やかなルビーレッド。最初土の素朴な香りが感じられ、次にスパイスを伴うフローラルな香りが広がる。口に含むと品の良いアロマとストラクチャーが感じられる。極上のエレガンスがあり、タンニンはシルキーで長くフレッシュな余韻を味わうことができる。トリュフ添えスクランブルエッグ、ロックフォールソース添えの牛肉のステーキ、フォアグラのラビオリと完璧に調和する。
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ヴォーヌ・ロマネの北端、ヴージョとの境界に位置するレ・カルティエ・ドゥ・ニュイ、レ・オート・メジエールとレ・シャランダンの平均樹齢50年の3つの区画、トータル1.05ha(粘土石灰質土壌)のブドウを使用。ブドウは手摘みされ厳しく選別。大半は除梗(最低70%)し4~6日間の低温浸漬。マセラシオンは15日間続く。野生酵母を使い発酵。熟成は伝統的な主に228リットルのオーク樽(約40%新樽)で14ヶ月間。アリエー、ヴォージュのフレンチオークのみを使用。瓶詰め前にタンクで2ヶ月間熟成。ベルベットのような光沢のある深みのある美しいルビー色。複雑で繊細な香り。最初は非常にフローラルでその後よりフルーティーな香りに変化。なめらかなタンニンとまろやかさの素晴らしいバランス。赤身の肉のグリルの他チョコレートタルトなどとも相性が良い。
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オー・ペルドリは最も質の高いプルミエ・クリュのひとつ。ニュイ・サン・ジョルジュ南部、南東向き斜面の1922年から1980年に植樹の3.4515ha(粘土が多い粘土石灰質土壌)。ブドウは手摘みされ厳しく選別。大半は除梗(最低70%)し4~6日間の低温浸漬。マセラシオンは15日間続く。野生酵母を使い発酵。熟成は伝統的な228リットルのオーク樽(40%新樽)で16ヶ月間。アリエー、ヴォージュのフレンチオークのみを使用。瓶詰め前にステンレスタンクで2ヶ月間熟成。深く鮮やかな赤色。スパイスで構成された非常に複雑な香り。ブラックチェリー、カシスなどの黒い果実のアロマ。柔らかなタンニン。バランスのとれたクリーミーなテクスチャー。ミネラルを伴うフレッシュで伸びやかなフィニッシュ。イノシシのテリーヌ、鴨のシチューなどと相性が良い。
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オー・ぺルドリの歴史とテロワールへのオマージュとして仕込まれた極上のキュヴェ。ほぼ単独で所有するオー・ペルドリの畑の中でも、樹齢90年以上、1922年に植樹の古樹が植わる8ウーヴレ(約1/3ha)の区画のブドウから造られている。1ウーヴレは1人が1日に耕せる範囲(約4.28 アール=0.0428ha)。東向き(粘土が多い粘土石灰質土壌)。ブドウは手摘みされ厳しく選別。一部は除梗(30%)し4~6日間の低温浸漬。マセラシオンは15日間続く。野生酵母を使い発酵。熟成は伝統的な228リットルのオーク樽(60%新樽)で17ヶ月間。アリエー、ヴォージュのフレンチオークのみを使用。その後、ステンレスタンクで2ヶ月間熟成。深みのあるベルベットのような赤色。典型的な土っぽい香り。黒系果実にスパイスやハーブ、鉄系のミネラル香が加わる複雑なアロマ。口に含むとタンニンの構造は滑らか。濃密な果実味。豊かな長い余韻。仔羊のタジンなどと共に。
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1922年植樹のドゥシュ80%、1945年植樹のレ・カルティエ・ド・ニュイ20%と2つの区画のブドウを使用。 エシェゾー・デュ・バと同等の品質であるとみなされている。南南東向きのゆるやかな斜面の計1,1465ha(多くの小さな岩がある粘土の多い粘土石灰質土壌)。ブドウは手摘みされ厳しく選別。一部除梗(30%)し4~6日間の低温浸漬。マセラシオンは15日間続く。野生酵母を使い発酵。熟成はオーク樽(約40%新樽)で17ヶ月間。アリエー、ヴォージュのフレンチオークのみを使用。瓶詰め前にステンレスタンクで2ヶ月間熟成。紫がかった深いルビー色。甘草とコショウの混じるチェリー、プラムなどの熟した果実のアロマが支配する、表現力豊かで繊細な香り。力強さと丸みの絶妙なバランス。ミネラル感を伴う深遠なる余韻。イチジクのソースをあしらった牛フィレ肉のソテーなどと。
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元々のエシェゾーはエシェゾー・デュ・ドゥシュのリュー・ディのみ。この偉大なブルゴーニュのテロワールの歴史の中心。11のリュー・ディが統合されすべてエシェゾーと名乗れるようになった現在でも最も素晴らしいリュー・ディのひとつとして認識されている。DRCが殆どを所有するレ・プレレール(Les Poulailleres)とレ・シャン・トラヴェルサン(Les Champs Traversins)に隣接。日当たりが良好で水はけも良い0.85haを所有(粘土石灰質土壌)。ブドウは手摘みされ厳しく選別。一部除梗(30%)し4~6日間の低温浸漬。マセラシオンは15日間続く。野生酵母を使い発酵。熟成はオーク樽(60%新樽)で17ヶ月間。アリエー、ヴォージュのフレンチオークのみを使用。瓶詰め前にステンレスタンクで2ヶ月間熟成。ベルベットのようなシルキーな外観を持つ美しい赤色。フレッシュなフルーツの香りがすぐに広がる。スパイスの混じる、チェリー、イチゴ、さらにミント、リコリスの香り。絹のような質感のなめらかなタンニン。緻密な厚みのある黒色果実味とスパイス感が口中いっぱいに広がり、余韻も非常に長い。卓越したフィネスが感じられ完成度が非常に高い。ポルチーニのリゾットと合わせると最高。仔羊の煮込み、またはブリー・ア・ラ・トリュフと。
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