ワリス・ラルマンディエ Waris Larmandier
France/フランス
Champagne/シャンパーニュ
Côte des Blancs/コート・デ・ブラン地区
Avize/アヴィズ
ワリス・ラルマンディエは、1989年にヴァンサン・ワリス(Vincent Waris)とその妻、マリー・エレーヌ・ラルマンディエ(Marie-Hélène Larmandier)によってされた家族経営のレコルタン・マニピュランです。ヴァンサンの死後、2000年よりマリー・エレーヌが兄、フランソワ・ラルマンディエ(Francois Larmandier)の運営する家業、ギィ・ラルマンディエと掛け持ちながらワリス・ラルマンディエを存続させてきました。
以前はフランス国内の一般消費者を主要顧客としてきましたが、マリー・エレーヌが女手一つで育てた3人の子供達(ジャン・フィリップ、ピエール・ルイ、イネス)が成長し、このメゾン・ワリス・ラルマンディエを改革し、見事新世代ビオ・シャンパーニュ生産者の注目筆頭株へと引き上げました。フランスおよびコンクールでの数多くのメダル受賞を自らのクオリティーの指標としており、近年ではメディアからの引き合いも多くなってきています。
2013年からはビオディナミにシフト。小さいころからブドウに限らず栽培することが大好きだったというマリー・エレーヌの長男、ジャン・フィリップ は、ワリス・ラルマンディエの一員となる以前にビオディナミでの畑栽培の会社を作り、シャンパーニュにおいてビオディナミを陰ながら支えた人物。名高いロデレール社のビオディナミの畑やエルヴェ・ジェスタン氏がコンサルタントを務めるルクレール・ブリアンなどは彼が栽培するもの。近所のジャック・セロスのアンセルム・セロスの助言を多く取り入れ、またブノワ・ライエを精神的父的存在とし、大きな影響を受けてきました。ワリス・ラルマンディエの全ての畑は馬で耕作されています。全ての動植物には存在意義があり、役割を果たすためにそこいるという考え方
に沿って動植物と共存しながらブドウ栽培を推進しています。収穫はシャンパーニュの伝統に基づいて家族や友人がメイン。収穫チームは35人。手摘み収穫です。
本拠地はコート・デ・ブラン地区のアヴィズ村。「コート・デ・ブラン」は和訳すると「白の丘」。その名の通り、シャンパーニュを代表する白ブドウ品種シャルドネ種の産地として名高いエリアです。また、シュイィ(Chouilly)、クラマン(Cramant)、アヴィズ(Avize)、オジェ(Oger)、ル・メニル・シュル・オジェ(Le Mesnil-sur-Oger)の5つのグラン・クリュを持つことで知られています。この地を拠点とし、ブラン・ドゥ・ブラン・シャンパーニュを専門とするワリス・ラルマンディエのスタイルは、清らかで骨格があり、非常にエレガントです。
使用するシャンパーニュ・ボトルには、独特な非常に美しい装飾が施されており、彼らのエスプリ、新世代のビオディナミ・シャンパーニュ生産への決意が優雅に表現されています。生産本数が限定されている為、流通量も少なく希少性が高まり、この数年、日本でも非常に高い注目を集めています。
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シュイィ、クラマン、アヴィズ、オジェ、ル・メニル・シュール・オジェの5つのグラン・クリュのブレンドという贅沢な造り。Crayeuses =チョーク質な、Particules =粒子というキュヴェ名で、1アール(0.01ha)程度の小さな区画の寄せ集めのイメージもある。チョーク質土壌の個性を表現したミネラリーなキュヴェ。畑としてのオーガニック認証は2016年から。ドサージュ0g/L。使用ブドウの平均樹齢は50年。アルコール醗酵はステンレスタンクと樽で。5年使用のブルゴーニュ産の古樽を使用し6~12ヶ月間熟成。その後、瓶内熟成60ヶ月間。2013年+2014年+レゼルヴワイン(21hl樽)のブレンド。ノン・ドセらしいレモンを思わせるフレッシュな味わい。歯切れのよいアタック。泡立ちはクリーミーでなめらか。チョーク質土壌からくる、やや塩味にも似た味わい。アフターには10年近いレゼルヴワインからくる贅沢な深みとコクを感じることができる。
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