1897年に設立された「モレ・サン・ドゥニ」の名門。
テロワールとヴィンテージを尊重し、
凝縮感がありながらも究極のエレガンスを追い求める本物志向のドメーヌ。

ドメーヌ・ステファン・マニャン Domaine Stéphane Magnien

France/フランス

Bourgogne/ブルゴーニュ
Côte de Nuits/コート・ドゥ・ニュイ
Morey-Saint-Denis/モレ・サン・ドゥニ

モレ・サン・ドゥニのワインは、シャンボールの柔らかさとフィネス、そして隣接するコミューンであるジュヴレ・シャンベルタンの力強さと構造の両方を備えています。当地でいつの時代も著名ドメーヌ以上に注目されていたのがドメーヌ・マニャン。1897年にヴィクトル・マニャンによって設立され、その後フェリックス、ジャン・ポールへと引き継がれ、現在は4代目ステファンがブルゴーニュのテロワールを明らかにすることに取り組んでいます。

世代を超えて目指すワインは常に凝縮感とフィネス、芳香の新鮮さとテロワールの特徴を組み合わせたワイン。メディアワインとは異なり、テロワールとヴィンテージを尊重した彼らのワインは、繊細で緻密なストラクチャーがありフィネスに満ちていて余韻が長く続くものです。

主たるワイン造りは畑でのものという哲学は、畑の総面積は4.5haと非常に小さく、目の届くサイズにとどめていることに表れています。また最初の世代より一切除草剤を使用しておらず、注意深い手作業に拘り抜き、区画は常に耕作によってのみ維持されてきました。これは他の有名ドメーヌにも見られないことで畑はとても健全な状態。現在はリュット・レゾネを厳格に行っています。収穫も手作業で厳密に選別。畑で選別されたブドウはセラーで再選別されています。伝統的な手法を守りながら醸造が行われ、除梗後、天然酵母でゆっくりと発酵させます。

樽熟成における新樽比率は極力抑えめ。ヴィラージュで10~15%、プルミエ・クリュ20~25%、グラン・クリュで30~35%。樽熟成由来の樽の香りがないノン・ボワゼ傾向。これはテロワールとヴィンテージを尊重する哲学に沿ったものです。また清澄は行わず、通常濾過もせず瓶詰めしブドウ本来の味わいが残るよう留意しています。

ナチュラルで類まれな気品を持ち、偉大な熟成の可能性を秘めたドメーヌ・ステファン・マニャンのワインはこれから益々注目を集めるはずです。

  • ブルゴーニュ・アリゴテ

    自身の信念で作り上げたピュアな仕上がりのアリゴテ。滑らかで非常に心地良い飲み口。

    Bourgogne Aligoté ブルゴーニュ・アリゴテ

    使用ブドウ品種:アリゴテ
    タイプ:白・辛口

    年間生産量は約2,500本。モレ・サン・ドゥニ村の下部に位置する粘土質土壌の1990年に植えられた0.3haの区画。仕立てはコルドン・ロワイヤ。収穫は手作業で厳密に選別。急速圧搾してから冷蔵し、酵母を加えて18℃で発酵。熟成はステンレスタンクで数ヶ月間。その後軽く濾過。シルバーのハイライトが入った淡い黄色。黄色い果実や柑橘類の爽やかな香り。味わいはフレッシュで芳香があり穏やか。滑らかで非常に飲み心地の良いアリゴテ。

  • コトー・ブルギニヨン・トラディション

    フレッシュでしなやか。親しみやすい味わいと良心的な価格。

    Coteaux Bourguignons Tradition コトー・ブルギニヨン・トラディション

    使用ブドウ品種:ピノ・ノワール50%、ガメイ50%
    タイプ:赤・ミディアムボディ

    年間生産量は約2,000本。モレ・サン・ドゥニ村の下部に位置する粘土質土壌の1960年~1980年に植えられたバリエール(Barrière)とゲ(Gué)の2つの計0.25haの区画。仕立てはギュイヨ。収穫は手作業で厳密に選別。4~6日間の浸軟、最高32℃で天然酵母による発酵。熟成は樽とステンレスタンクで12ヶ月間。澱引きを行った後、ステンレスタンクで3~4ヶ月間熟成。濾過や清澄は行わず瓶詰め。鮮やかなルビー色。ブラックカラントと小さな赤いフルーツのアロマ、いきいきとした果実味とフレッシュさが特徴的。フルーティーな余韻。

  • コトー ブルギニヨン・ピュール・ピノ・ノワール

    「マニャンのピノ」需要の増加から生み出された100%ピノのコトー・ブルギニヨン。

    Coteaux Bourguignons Pur Pinot Noir コトー ブルギニヨン・ピュール・ピノ・ノワール

    使用ブドウ品種:ピノ・ノワール
    タイプ:赤・ミディアムボディ

    年間生産量は約4,500本。モレ・サン・ドゥニ村の下部に位置する粘土質土壌の1960年と2009年に植えられたゲの0.6haの区画。仕立てはギュイヨ。収穫は手作業で厳密に選別。4~6日間の浸軟、最高32℃で天然酵母による発酵。熟成は樽とステンレスタンクで約8ヶ月間。澱引きを行った後、ステンレスタンクで1ヶ月間熟成。通常軽く濾過を行った後、清澄は行わず瓶詰め。鮮やかなルビー色。赤と黒の果実の芳醇なアロマ。美しいボディ、果実味、しなやかなタンニンを持つ上質なピノ。

  • モレ・サン・ドゥニ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

    熟成のポテンシャル。濃い黒い果実の香り。深みのあるしっかりとした味わい。

    Morey-Saint-Denis Vieilles Vignes モレ・サン・ドゥニ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

    使用ブドウ品種:ピノ・ノワール
    タイプ:赤・ミディアムボディ

    年間生産量は約2,500本。1950年~1970年に植えられたクロ・ソロン(Clos-Solon)とコニェ(Cognés)の計0.48haの区画。粘土が深くまであることで保水性が高く、ワインに長熟の構造が出来る。仕立てはギュイヨ。収穫は手作業で厳密に選別。5~7日間の浸軟、最高33℃で天然酵母による発酵。樽(新樽約15%)で約12ヶ月間熟成。澱引きを行った後、ステンレスタンクで3~4ヶ月間熟成。清澄は行わず、通常濾過もせず瓶詰め。深みのある色合い。濃い黒い果実の香り。黒い果実(非常に良く熟したチェリーなど)の構造のしっかりとした味わい。

  • シャンボール・ミュジィニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ

    ヴィラージュとしては非常に長い余韻。エレガンスと緻密さをピュアに表現。

    Chambolle-Musigny Vieilles Vignes シャンボール・ミュジィニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ

    使用ブドウ品種:ピノ・ノワール
    タイプ:赤・ミディアムボディ

    年間生産量は約1,400本。1902年から1903年にかけて植えられたレ・ザテ(Les Athets)の0.26haの区画。石の多い下層土壌で最も古いブドウの樹がある。仕立てはギュイヨ。収穫は手作業で厳密に選別。5~7日間の浸軟、最高33℃で天然酵母による発酵。樽(新樽約15%)で約12ヶ月間熟成。澱引きを行った後、ステンレスタンクで2~3ヶ月間熟成。清澄は行わず、通常濾過もせず瓶詰め。深みのある色合い。わずかにスパイシーな小さい赤い果実の香り。繊細で複雑。味わいはエレガントで伸びやか。ヴィラージュとしては非常に長い余韻。

  • モレ・サン・ドゥニ・プルミエ・クリュ・レ・ファコニエール

    濃密。たっぷりとしたボリューム感。

    Morey-Saint-Denis Premier Cru Les Faconnières モレ・サン・ドゥニ・プルミエ・クリュ・レ・ファコニエール

    使用ブドウ品種:ピノ・ノワール
    タイプ:赤・フルボディ

    年間生産量は約3,200本。グラン・クリュ・クロ・ドゥ・ラ・ロッシュの東に位置する1952年から2002年にかけて植えられた0.57haの区画。痩せた石の多い下層土壌でかつてはハヤブサの繁殖地であったとされている。仕立てはギュイヨ。収穫は手作業で厳密に選別。5~7日間の浸軟、最高33℃で天然酵母による発酵。樽(新樽約25%)で約12ヶ月間熟成。澱引きを行った後、ステンレスタンクで2~3ヶ月間熟成。清澄は行わず、通常濾過もせず瓶詰め。深みのある色合い。豊かな黒系果実の香り。濃密。軽いウッドの香りが非常に熟した果実味を際立たせている。たっぷりとしたボリューム感、溶け込んだタンニン。後味に石灰質土壌からくるミネラルが感じられる。

  • モレ・サン・ドゥニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン

    ほぼ1樽分の希少なキュヴェ。非常にまとまりがある構成。際立つ濃厚で多様な質感。

    Morey-Saint-Denis Premier Cru Les Monts Luisants モレ・サン・ドゥニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン

    使用ブドウ品種:ピノ・ノワール
    タイプ:赤・ミディアムボディ

    年間生産量は僅か450本。グラン・クリュ・クロ・ドゥ・ラ・ロッシュの西に位置する1952年から2002年にかけて植えられた0.135haの傾斜した石の多い水はけの良い区画。仕立てはギュイヨ。収穫は手作業で厳密に選別。5~7日間の浸軟、最高33℃で天然酵母による発酵。樽(新樽約25%)で約12ヶ月間熟成。澱引きを行った後、ステンレスタンクで2~3ヶ月間熟成。清澄は行わず、通常濾過もせず瓶詰め。深みのあるルビー色。フルーツとモカの魅惑的な香り。味わいはフレッシュで赤い果実が支配的。滑らかな口当たり、溶け込んだタンニン。凝縮感とバランスよく構成されている。

  • シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・サンティエ

    しなやかで緻密な構成。繊細で凝縮感もあるシャンボールの典型。

    Chambolle-Musigny Premier Cru Les Sentiers シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・サンティエ

    使用ブドウ品種:ピノ・ノワール
    タイプ:赤・ミディアムボディ

    年間生産量は約2,000本。グラン・クリュ・ボンヌ・マールの東にに位置する1927年から1980年にかけて植えられた0.41haの粘土石灰岩土壌の区画。仕立てはギュイヨ。収穫は手作業で厳密に選別。5~7日間の浸軟、最高33℃で天然酵母による発酵。樽(新樽約25%)で約12ヶ月間熟成。澱引きを行った後、ステンレスタンクで2~3ヶ月間熟成。清澄は行わず、通常濾過もせず瓶詰め。深みのあるルビー色。繊細なスミレ、バラの花の香りとイチゴ、ラズベリーなどの赤い果実の香りが漂う。フレッシュでストレートなアタック。しなやかで緻密な構成。繊細で凝縮感もあるシャンボールの典型。余韻にも素晴らしい複雑味がある。

  • クロ・サン・ドゥニ・グラン・クリュ

    滑らかさと洗練された個性。エレガントなこの上ないスペシャル・グラン・クリュ。

    Clos-Saint-Denis Grand Cru クロ・サン・ドゥニ・グラン・クリュ

    使用ブドウ品種:ピノ・ノワール
    タイプ:赤・フルボディ

    年間生産量は約1,550本。3世紀のパリの司教ディオニュシウスに由来する歴史的区画クロ・サン・ドゥニはシャンボールにまたがるボンヌ・マールを除けば、モレ・サン・ドゥニの中で最小のグラン・クリュ。その中心部に位置するドメーヌで最も古い最初からあった区画。石灰岩の下層土壌が多い粘土質土壌。より多くのミルランダージュが起こる。1971年から1973年にかけて植えられた0.32ha。仕立てはギュイヨ。収穫は手作業で厳密に選別。5~7日間の浸軟、最高33℃で天然酵母による発酵。樽(新樽約35%)で約12ヶ月間熟成。澱引きを行った後、ステンレスタンクで2~3ヶ月間熟成。清澄は行わず、通常濾過もせず瓶詰め。深みのあるルビー色。上質でエレガントなアロマ。他にはない特別な香り。ピュアでストレートなアタック。複雑さ、フィネス、凝縮感も特別な長さで持続する。マニャンのワイン造りの結晶がここにある。

生産者WEBサイト

ドメーヌ・ステファン・マニャン Domaine Stéphane Magnien
https://www.domainemagnien.com/

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