ラサス・アルバリーニョ Laxas Albariño D.O.Rías Baixas
Bodegas As Laxas/ボデガス・アス・ラサス
ガリシア州(スペイン)/リアス・バイシャス/コンダード・デ・テア地区/アルボ
大西洋の海風の影響を受け、穏やかな気候を持つリアス・バイシャスの白ワインは、魚介、寿司や和食に合うとして、英米のワイン評論家や料理人を含む世界のプロから注目を集めています。かのベガ・シシリアも莫大な投資を行いリアス・バイシャスにブドウ畑を取得し、ボデガを建設。初の白ワイン醸造に着手しています(2025年にリリース予定)。
1862年にまで遡る歴史を持つボデガ、アス・ラサスは、ガリシア州ミーニョ川沿いのコンダード・ド・テア地区のアルボ村にあります。この地区は最高品質のアルバリーニョが生み出される歴史の古いエリアで、最もクラシックなスタイルのワインが造られます。雨量があり、一年中緑に恵まれた大地で、また、ブドウが完熟するのに十分な日照もあります。アス・ラサスとはガリシア語で「岩」の意味。花崗岩の上に砂質が堆積する水捌けの良い僅かに酸性の土壌で、南斜面の約20ヶ所の小区画、計50haの樹齢30年を超えたブドウ畑を所有しています。ブドウの樹は、風通しをよくするためにヨーロッパでは珍しい棚仕立てが基本。また、カルシウム補給の為に畑にムール貝の殻を蒔くのも独特です。
ボデガス・アス・ラサスは、現所有者シモン=フェーロ家が1975年に購入してからは、近代的な醸造設備が導入され、コンダード・ド・テア地区でも有数の生産者へと成長しました。1988年に認定されたD.O.リアス・バイシャスの設立時メンバーでもあります。また、アルバリーニョの魅力を世界に広めた海外マーケット進出のパイオニアでもあり、生産量の20%以上が約20ヵ国へ輸出されています。近年も設備に多額の投資をしており、生産量もDO認定当時の8000本から現在は52万本へと増加しています。技術開発を伝統的なワイン製造方法に適応させることに特別な焦点が当てられています。最新設備を備えた醸造所では衛生管理に注力し、オーダーごとにボトリング、ワインの液面を高くするなど、白ワインに特に重要な酸化防止を徹底。またいち早くオゾン洗浄機でのボトル洗浄を採用しています。
このボデガの白ワインは2006年10月アルバリーニョ・ワインの最高峰としてロバート・パーカーに推薦され注目を集めました。その後もワイン専門誌から高評価を受け続け、スペインのみならず世界中のワインコンクールでの受賞歴も多数あります。
アルバリーニョは栽培が難しいブドウですが、アロマがあり、見事にバランスが取れており、非常に風味豊かな白ワインを生み出します。
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産地:スペイン/ガリシア州/リアス・バイシャス
タイプ:白・辛口
使用ブドウ品種:アルバリーニョ100%
アルコール度数:12.5%
理想的な状態で完全に熟したブドウを手摘みで収穫。ボデガに運ばれ、冷却された後、丁寧に手選別。18度に温度管理されたステンレスタンクにて発酵、5ヶ月間熟成。明るい緑がかった麦わら色。リンゴとアプリコットが際立つ強い香り。微かなミネラルを組み合わせたフレーバー。口に含むとアルバリーニョの典型的なフレッシュさが際立つ。引き締まった酸味がストラクチャー、ボディと完璧にバランスが取れている。上品で深みのある風味。エレガンスを兼ね備え余韻も長い。
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