ジャヴァ・オレンジ Java Orange

一流フレンチ・オーク樽メーカーであるスギャン・モロー社（Seguin Moreau）の営業ディレクターなどを務めていたフィリップ・フェザス（Philippe Fezas）が手掛けるドメーヌ。彼は得意先である相当数のボルドー・グラン・クリ・ワインを樽の影響を視点としながら毎日テイスティングし、さらにメートル・ドゥ・シェと、長年にわたり細かな情報交換をすることにより、並のワインは受け付けない「舌」と最上級で最先端の醸造技術を身につけ、ワイン造りにあたっている。

元々家族経営で1873年から続いていた兼業農家の4代目で、父の時代にワイン造りにシフトしていたため、1995年の自分の結婚式の際に、以前は父親が共同組合に売っていた一部のワインを自ら醸造し、サービスしたところ、式出席者たちに絶賛され、絶対にワインを本格的に造るべきだという声に推されて誕生を見たのがこのドメーヌの歴史の始まりである。