酒米事業について

酒米事業について

酒米とは、日本酒を醸造するために品種改良を重ねたお米です。
酒米は非常に多くの種類があり、日本酒の味の元となるため、酒蔵はめざす味に合わせて米の種類を選択しています。
大榮産業米穀部門では東海地方、関西地方を中心に酒造メーカーさまの委託精米をしており、年間10万俵以上を取り扱っています。
「低精白米」から精米歩留り20%以下の「超高精白」まで、お客さまのご要望に沿った酒米精米をご提供いたします。

酒米事業について

酒米の特徴

心白(しんぱく)の大きさ

酒米の中心にあるのが、「心白(しんぱく)」と呼ばれる白色不透明の部分です。心白は吸水性が良く、やわらかく麹菌の菌糸が入りやすい隙間があります。酒米は飯米に比べて心白が特に大きいため、米麹が育ちやすくアルコール発酵がバランスよく進みやすいといった性質があります。

たんぱく質や脂質

酒米には、たんぱく質や脂質が飯米に比べて非常に少ないという特徴があります。たんぱく質や脂質はお米の旨味やツヤを出す役目があるため、飯米には多く含まれています。しかしお酒を造る上では、たんぱく質と脂質は、旨味にもなり雑味にもなります。

酒米の特徴
酒米の特徴

精米歩合

日本酒は、精米歩合によって味わいが変化します。「精米歩合」とは、玄米を外側から削り残った部分の割合を%で示したものです。例えば、精米歩合が60%だと、玄米を外側から40%削り取った状態のことです。米の外側を精米によって磨き落とすほど、たんぱく質や脂質がそぎ落とされて雑味の少ない酒質になります。
主食用米の精米歩合は平均で90%ほどであるのに対し、酒造りの原料となる米の多くは、精米歩合が75%以下の白米が使用されており、美味しい日本酒造りに精米はとても重要です。
大榮産業米穀部門では、「低精白米」から精米歩留り20%以下の「超高精白」まで、お客さまのご要望に沿った酒米精米をご提供いたします。

徹底した品質管理

精米前には、入荷した玄米を品質管理者が現物を目視確認し、検査機器による玄米の外観品質、成分分析を測定し、異常がないか確認します。
精米後の白米は品質管理部で成分分析し、お客さまにデータを配信するサービスも行っております。

2021年6月には色彩選別機を入れ替え、処理速度・能力が向上した300ch対応の機械で確かな品質の酒米をお届けしています。

徹底した品質管理 徹底した品質管理

玄米の販売について

全国の生産者さまや農協さまと取引をさせていただいており、加工用米はもちろんのこと、代表的な山田錦、五百万石、出羽蝶々などから愛山といった希少価値の高い酒米まで取り扱っております。
東海地区、関西地区に自社倉庫も有しており、ご契約をいただいた玄米はご使用されるまで保管を行う事も可能です。

酒米精米の流れ

精米事業では、精米や無洗米、玄米といった「生米」を扱う業務を展開しています。スーパーマーケットなどの小売店を始め、米卸、食品メーカーさままで幅広いお客さまから委託精米を承っております。

  • お問い合わせ

    当サイトよりお問い合わせください。お電話でもお受け付けしております。

  • ヒアリング

    委託内容についてお伺いさせていただきます。
    (玄米、配送、包装手配の有無、1ロットあたりの数量など)

  • 仕様決定・お見積り

    ヒアリング内容をまとめ、お見積りをお出しいたします。

  • 精米

    低精白・高精白専用の精米機を使い、お客さまの希望納期と精米歩合に合わせた製造をいたします。

  • 納品

    お客さまのところへ納品させていただきます。

商品に関するお問い合わせ

大榮産業 米穀部門

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